2017年1月24日(火) 世の中のお母様方へ(再掲)

 久々の更新となりました。新年度スタートを2か月後に控え、塾にもちょくちょくお問い合わせの電話が入るようになりました。お声掛けいただくお母様方は、わが子が「賢い子」に育つことを願っておられることでしょう。そんな折ですので、私が以前「頭のいい子の育て方」と題して書いた文を再掲することにしたいと思います。10年前に書いたものですが、今でも変わらぬ思いを持っております。

 

————————以下引用—————————-

 

世の中のお母様方へ‥‥
お子様を「本当に頭のいい子」に育てたければ、何よりもまず「人間としての基本動作」を徹底してください。他の子より早く計算ができる、他の子よりたくさん漢字を知っている‥‥小さいうちのそんなものはたいして重要ではありません。それより、周囲の状況を察知し、適切な行動を判断し、必要があれば自分の感情や欲求を抑えることのできる、そういう力=人間力=を豊かに備えた子のほうが絶対伸びます。学年が進むにつれてそれは顕著になります。高校・大学そして社会人ともなればそれは取り返しのつかない大きな差になって現れます。

目先の学力より大事な力、というものは確かに存在します。それを身につけている人は非常に高い確率で学力も伸ばしていくのです。そして将来、周囲を幸せにしながら自分も幸せをつかんでいく‥‥そういうものだと思います。

若輩者が生意気を言うようですが、最近は「種を撒く」ことや「肥料を与える」ことに熱心な方は多いのに、「土を耕す」ことを徹底されている方はあまりいらっしゃらないように見受けられます。本当にお子様の幸せを願うならば‥‥100マス計算やらせるより、塾へ行かせるよりもっと先にするべきことがあります。塾の現場にいるとそれを本当に痛切に感じます。

気持ちよい挨拶のできる子、脱いだ靴をきちんと整理できる子、消しゴムのカスを帰り際に忘れず片づけて帰る子、雰囲気をぶち壊すような言動や人を不必要に傷つける発言を決してしない子、人の悪口・陰口を決して言わない子、人の言うことを「きっちり」聞いている子‥‥そういう子ほど将来「幸せになれる可能性」を感じます。

たまに人間力を欠いたまま成績だけ優秀な人間を見かけますが、これは最も不幸だと思いますね。理念と口先だけは一丁前で行動は伴わず、プライドは人一倍高い。周囲との軋轢を気にせず雰囲気をどんどん悪くする。周囲を不幸にしながら自分も不幸になっていく‥‥。

塾生にはぜひ「本当に頭のいい子」になってほしいな、と心から思います。