2015年2月14日(土) 塾長鈴木の最終結論 続きその2

 前回の投稿で、啓明塾は個人塾としての魅力を極めていきたい、と書きました。次は、塾の「規模」に関するお話です。

 「規模」というのは、1教室の大きさ、生徒の数のことを指します。啓明塾が個人塾として最高のパフォーマンスを発揮するために、教場の「規模」はどの程度であることが望ましいのでしょうか。

 思うに大手塾のメリット(であるべき点)は「どの教室でも、安定して高い水準の授業が受けられる」ことでしょう。均質化した商品は大量生産するほどコストが下がります。細かいクラス設定を実現し、膨大な人件費・広告宣伝費をカバーするためにも1教場の規模は「大きいほどよい」ということになりそうです。

 反面個人塾のメリット(であるべき点)は「他にはないものがここにはある」という希少性にあるように思われます。そしてその希少性なるものは、塾を立ちあげた塾長の思い・こだわり・創意工夫などが色濃く反映されたときに最も強く表れるものです。とすれば、魅力的な個人塾であるためには、1教場の規模が大き過ぎることは必ずしも良いこととは言えないかもしれません。

 実はこのことについては、2,3年前から考えるようになりました。創塾以来生徒の数が右肩上がりに上がり続け、ちょうど歴代で最も多くなった頃のことです。ようやく啓明塾の存在が地域に知れ、人気が出始め、凄い勢いで生徒が増えていく中で、自分自身は「啓明塾『らしさ』が薄れてきた」「1人1人の生徒とのかかわりが昔より少なくなった気がする」と、1人で違和感を感じ、悩み始めていました。

 今思えば、個人塾としての「最適規模」を超えてしまっていたのかもしれません。やはり個人塾は生徒と「膝つきあわす」ような距離感で熱く、濃くするのが良いですね。1教場あたりでいうと塾長1人で全員の面談ができる程度、1クラスでいうと、例えば問題演習の時間にクラス全員の添削をさばききれる程度。このあたりが最も力を発揮できる規模かな、と今では思っています。

 ですので、最近は宣伝広告なども抑え気味にして規模を少しずつ縮小する方向に動いています。今現在ぐらいの人数がちょうどよいくらいかもしれません。